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2009年11月21日 (土)

どうしても言えないこと

この二日間、大腸がんについてのいろいろな勉強を独自でしてみた。

いよいよ明日には妻の検査の結果、及び今後の手術について主治医から話がある。

自宅と実家の往復で、決して一人になることはさせなかった影響もあってか、妻に明るさが少しだけ戻った気がする。

でもまだ、癌が発覚する以前のようにはとてもならない。

当たり前の話だ。

普通に生活していて、血便が続くからといって肛門科に見せにいったらそこでは手に負えず市民病院にて同じ検査、その結果が悪性腫瘍と聞いたら誰でも凹むだろう。多少なりとも痛みや苦痛などの自覚症状があれば、少しは受け入れる気にもなるだろうが、全くそれがないからそのショックも余計である。

支えているほうも、何とかそのショックを少しでも和らげようと努力しているのだが、一時的なものとしかならない。

それがお互いに分かってしまうからこそ、精神的に滅入ってしまいそうになる。

しかし、どちらかでも滅入ってしまったらそこで終わりだ。

だからこれからも支え続けていくことに対しては絶対に惜しまない。

そんな生活が続いていた。

・・・どうしても妻に言えないことが一つある。

仮に、幸いにして他の部位に転移がなく、大腸がんのみの手術が成功したとしても、『人工肛門』の可能性が極めて高いことだ。肛門からわずか15センチのところ(直腸)にできた腫瘍、その奥は綺麗だったとは言われたが、実は肛門に近いからこそ人工肛門の可能性が高くなるのだ。

人工肛門と一口に言っても本人にとってこれほど辛いことはないだろう。

出したくもないのに我慢がきかないので便が勝手に出てしまう・・・。外見では分からないだろうが、どうしても自分から発する匂いが気になってしまい、引きこもりがちになるのが目に見えている。特に一目を気にする妻の性格なら尚更だ。

転移がなく、手術が成功してもこんな状況だなんていう現実・・・・・・。

これを妻が望むと思いますか?

いくら妻でも私にはとても言えません。

妻だからこそ言えないのです。

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